環境維持保全工法研究会は、漁港、養殖漁場及び増殖場等において適切な漁業活動及び底質をはじめとする環境維持保全を行うために、環境悪化要因、環境維持保全増進の要因、漁業対象水産生物、対策計画及び対策工法などの調査研究を行います。

 環境悪化要因とは、プランクトンの大量発生による赤潮や貝毒の養殖リスク、及び貧酸素水塊の形成などです。環境維持保全増進の内容としては、アマモ場や藻場の造成などがあげられます。そして、対策工法としては、薄層浚渫や海底耕耘などがあげられ、サブマリンクリーナーなどの機材を用いて実施するものです。
 それらの調査研究内容や結果についての講習会及び見学会など、普及活動を行っていきます。

 これらのことから、水産基盤整備や漁場維持保全を行い、養殖業の発展を図り、漁港、漁場、漁村の振興に寄与することを目的としています。

日本および韓国で発生した赤潮とアオコの写真

A: 2006年8月7日に韓国麗水市沖で観察された有害渦鞭毛藻コクロディニウム(Cochlodinium polykrikoides:現在は Margalefidium polykrikoides と称される) 赤潮。赤潮水と非赤潮水の境界が明瞭に区別できる。
B: 2003年6月7日に鹿児島湾で観察された夜光虫(Noctiluca scintillans)赤潮。瀬戸内海区水産研究所しらふじ丸の提供による。
C: 2007年8月6日に大阪湾の淀川河口付近で観察された珪藻赤潮。透明度は約1m。
D: 2008年9月27日に奈良市奈良公園の荒池において観察されたアオコ。

薄層浚渫行うサブマリンクリーナー